08-212020-08-21


昨日のアオドウコガネ水玉。
ゴミ出しの時に2匹見つけて,屋上まで連れ帰った。
1匹はすぐ飛んで行った。
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パート。
まちがってた加算の件,再請求することになった。
1単位の加算なんだけど,再請求の手間がものすごくたいへん。
私のバイト代でその加算も帳消しになるのでは。

夕方,稲光と雷。その後小雨。

オンライン講演会「海岸・湿地植物から考える夢洲の生物多様性」に参加した。
講師:長谷川匡弘氏(大阪市立自然史博物館)
http://www.nature.or.jp/assets/files/ACTION/yumeshima/20200821OL_wetland.pdf

夢洲には、港湾施設、発電所、コンビニがある。
基本的に空地。
広大な水たまりがある。
海底の浚渫土で埋め立てているため、水は塩分を含んでいる。

特徴として、意図的に持ち込まれた植物がないというのが大きな点。
そういう点に興味を持って、調査をはじめたとのこと。
夢洲において、重要な環境として今埋め立てられている塩性湿地についての話。

塩性湿地=干潟がどんどん減少している。
特殊な植物が生える。大阪では3か所。
ハママツ 
ハマサジ 絶滅危惧I
ハマボウ
ウラギク
カワツルモ
リュウノヒゲ
ヒトモトススキ
シオクグ

塩性湿地・汽水環境は、大阪ではほとんどなし。
大阪南部に小規模あり、埋め立ての南港野鳥園、夢洲等。

夢洲は生物多様性ホットスポットとして、大阪府レッドリストにAランクで記載されている。

◆夢洲の湿地環境と植物
夢洲は造成途中で20年ほども放置されているため、
水深1メートルほどもあり、ため池的になっている。
水たまり的な環境も多い。
水はたまってないが、じめじめした湿地環境。
塩湿地も多い。
重要なのは、ヨシ群落があること。
夢洲でもごく一部のみ残っている。

夢洲は、大阪としては植物の種類が多い。
ただし外来種がほとんど。
ホウキギク
ウシオハナツメクサ
アレチムラサキ

なかに貴重な植物がある。
ヨシ群落のまわりにウラギク(準絶滅危惧)
ヒトモトススキ(絶滅危惧II)
ハマボウ(絶滅)←一株のみ発見された!
道路工事で現在は消滅。

◆夢洲の海岸植物の分布
舞洲南部のみで多く見られる。
南部は海流散布。
岸壁がない期間があったらしい。その時に海流散布があったのでは。
ハマボッス、ハマヒルガオ、ハマダイコン、ツルナ

◆夢洲の湿地の植物
ツツイトモ 4mmくらいの花。絶滅危惧II
リュウノヒゲモ 絶滅危惧II←大阪府では2例目の確認。
ササバモ
ホザキノフサモ

◆夢洲での発見!
大阪府で絶滅していたカワツルモを発見!
水深70~80cmのところで見つかった。
1996年に南港野鳥園で確認されて以来確認されていない。

◆夢洲の今後
2025年にEXPO。
SDGs
目標は「海・陸の豊かさを守る」というのも入っている。
単に個体を残せばよいのではない。

多様性の維持には、できるだけ広く、多様な湿地環境が必要。

◆質疑応答等
ヨシ群落→ツバメが多い。1ヘクタール強。
サクラ→オオシマザクラがある。
ニホンミツバチがいない。代わりにアシナガバチがたくさん来ている。
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